人形浄瑠璃 文楽

人形浄瑠璃 文楽、いわきアリオス初お目見得! 演目は名作、心中物の二本立て

  • 180314文楽
  • 桂川連理柵画像
  • 曽根崎心中画像
日時
  • 【昼の部】「桂川連理柵」 2018年3月14日(水) 14:00(開場:13:30)
  • 【夜の部】「曽根崎心中」 2018年3月14日(水) 18:30(開場:18:00)
会場中劇場 中劇場客席図(プロセニアム形式 8間)
料金全席指定/各回 3,500円 学生1,000円
     昼夜セット券 6,000円 ※車いす席あり
※解説・字幕付き(座席位置によっては字幕が見えづらい場合がございます)
※出演者の急病の際に、代役または狂言を変更して上演する場合がございます。あらかじめご了承ください

【昼の部】桂川連理柵(かつらがわれんりのしがらみ)
宝暦11年(1761)、京都の桂川において38歳の男と14歳の少女の水死体発見。殺害されたようですが、すぐに心中事件として浄瑠璃に取り込まれ、歌舞伎となり、歌謡となって広く知られた、お半・長右衛門の物語。その代表的作品が安永5年(1776)、大坂の北堀江市ノ側の芝居で初演された菅専助の上下二巻の世話物で、今回ご覧いただくのは下の巻、道行は原作にはなく、のちに補われたものです。
長右衛門は帯屋繁斎の養子で、お絹と結婚して10年、子供はなし。お半は、隣家の長右衛門の恩人の娘で、幼いときから長右衛門を慕っています。この二人が旅先でやむなく同じ布団に。そして間違いを犯し、お半は妊娠。我が子のようなお半への取り返しのつかない、また、亡き恩人を裏切り、妻にも言い訳できない過ちに、苦悩する長右衛門。
一方、繁斎の後妻とその実子儀兵衛は、店の乗っ取りを画策。長右衛門を追い出そうと盗みの罪をなすりつけ、旅先での関係を記したお半の手紙を読み上げ、大騒ぎ。追い詰められた長右衛門を救ったのは、噂でお半とのことを知って苦しみながらも、夫を大切に思うお絹でした。
過ちを苦にして長右衛門が自害するのを恐れ、堪えて生きるよう意見する養父、いつまでも夫婦でと訴える妻。けれども、お半の妊娠に加え、もうひとつ、死んで責任を取らねばならない難題を抱えた長右衛門は、既に死を覚悟していました。お半もまた妊娠と長右衛門への叶わぬ恋に悩み、身を投げようと桂川へ。一緒に死ぬのが運命だと悟り、長右衛門も桂川へ……。
眼目となる「帯屋」では、苦悩を内に秘めた長右衛門夫婦や繁斎とは対照的に、派手に、憎々しく、滑稽に動き回る後妻親子と洟垂れ丁稚が、舞台を賑わします。前半の儀兵衛と丁稚のやりとりは、客席を笑いの渦に巻き込むチャリ場として有名。後半はがらりと雰囲気が変わり深刻で、長右衛門、妻、養父それぞれの心情が胸に迫ります。可憐なお半が長右衛門に背負われて登場する道行にもご期待ください。

【夜の部】曽根崎心中
元禄16年(1703)、大坂の曽根崎にあった天神の森で、遊女と醤油屋の手代が心中。これを近松門左衛門が浄瑠璃にして、一月後、大坂の竹本座で初演。古い時代の事柄だけを扱って来た浄瑠璃に、世話物という新ジャンルを確立させた作品です。昭和30年(1955)、野澤松之輔の脚色・作曲で復活されて以来、不動の人気を誇り、海外公演でも絶賛されています。
平野屋の手代徳兵衛は、天満屋の遊女お初と真剣に愛しあう仲。伯父でもある主人が継母と勝手に縁談をまとめてしまったのを知って、主人と大喧嘩。破談にはなったものの、継母が受け取った金を返すことに……。
ところが、苦労して継母から取り返して来た金を、友人の油屋九平次に窮状を訴えられて数日の約束で貸したところ、だまし取られてしまいました。九平次の企みは巧妙。逆に証文偽造、騙(かた)りの汚名を着せられた徳兵衛は力づくでも金を取り戻そうとして、人々の前で散々に打ちのめされ、大切な金も面目をも失って、死を決意します。
その夜、お初は、店の外に哀れな姿を見せた徳兵衛を裲襠(うちかけ)の裾に隠して店の縁の下へ。お初の足元に徳兵衛が身を潜めるとも知らず、九平次は遊女たちに†犯罪者†徳兵衛の悪口を言いたい放題。縁の下で悔しさに身を震わせる恋人をお初は足先でなだめ、ともに死ぬ覚悟を伝えます。その足を喉笛にあて、押し戴き、涙する徳兵衛。直接言葉を交わすことなく、誰にも気づかれず、足によって二人が心を通わせる―全篇の山場です。
深夜、店を抜け出した二人は天神の森へ。この世の名残、夜も名残……名文として知られる美しい道行、哀感に満ちた三味線の音が心にしみる心中。離れ離れになっては片時も生きていられず、恋を貫いて命を絶った二人を、近松は原作で"恋の手本"と讃えました。
NHKの時代劇『ちかえもん』でも取り上げられたお初と徳兵衛の恋を、ぜひ本家の文楽で味わってください。

★関連企画★
素浄瑠璃ライブ&トーク
〔日時〕2018.1/28(日)14:30開演
〔会場〕小劇場
〔料金〕全席自由/1,500円(文楽本公演のチケットをお持ちの方は1,000円)
〔出演〕豊竹咲甫大夫(大夫)鶴澤清志郎(三味線) トークゲスト:いとうせいこう
〔予約開始〕10/26(木)10:00~ ※電話のみの受付

「文楽ミニ講座」
〔日時〕 2018.3/14(水) 17:00
〔会場〕中リハーサル室
〔参加費〕無料(要事前申込・文楽公演チケットをお持ちの方対象)
〔講師〕文楽協会技芸員
〔受付開始〕10/26(木)10:00~ ※電話&窓口のみの受付

出演人形浄瑠璃文楽座技芸員
演目【昼の部】上演時間:2時間30分(休憩15分含む)
・解説(あらすじを中心に)
・桂川連理柵
 六角堂の段
 帯屋の段
 道行 朧の桂川

【夜の部】上演時間:2時間(休憩15分含む)
・解説(あらすじを中心に)
・曽根崎心中(近松門左衛門=作 野沢松之輔=脚色・作曲)
 生玉社前の段
 天満屋の段
 天神森の段
対象※未就学児入場不可
申込み方法プレイガイド
アリオスチケットセンター(火曜定休)0246-22-5800
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。

WEBサイトからのご予約
チケットガイドをご覧ください。
※初日は電話・WEB受付のみとなりますのでお気をつけください。
※1階チケットカウンターでの販売は翌営業日からとなります。

託児マーク託児サービスのご案内
本公演(関連企画「文楽ミニ講座」も含む)は託児サービスがあります(無料・先着順)。チケットをご予約の上、公演3週間前の2018.2/21(水)までにアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にお申込みください。

お問合せアリオスチケットセンター
0246-22-5800(毎週火曜定休 10:00~20:00)
※お電話のおかけ間違いにはご注意ください
備考主催:いわき芸術文化交流館アリオス/公益財団法人文楽協会
後援:文化庁
助成:芸術文化振興基金 朝日新聞文化財団 ポーラ伝統文化振興財団(申請中)

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