デンハーグ ピアノ五重奏団
~フォルテピアノで聴く、華麗なるピアノ五重奏の世界~

2008年に、オランダ・デンハーグ王立音楽院で学んだ演奏家を中心に結成。2011年、ファン・ヴァセナール国際古楽コンクールで第1位受賞。

  • デンハーグ ピアノ五重奏団画像
  • フォルテピアノ画像
  • ウィーン・コントラバス画像
日時
  • 2017年12月20日(水) 19:00(開場:18:30)
会場音楽小ホール 音楽小ホール客席図
料金全席指定/2,800円 ※車いす席あり

古楽の本場オランダで開催される「ファン・ヴァセナール国際古楽コンクール」を制覇し、一躍世界の舞台に躍り出た期待の俊英、デンハーグ ピアノ五重奏団。いわき初登場となる、シューベルト時代のフォルテピアノで聴く栄光のウィーン・サウンドに、ぜひご期待ください。

プロフィール

小川加恵(ピアノ)
東京藝術大学古楽科修士課程フォルテピアノ専攻修了。オランダ、デン・ハーグ王立音楽院修士課程フォルテピアノ科修了。これまでにフォルテピアノを故 小島芳子、小倉貴久子、スタンリー・ホッホランドの各氏に師事。国内外でソリスト、アンサンブル奏者として活躍。2011年、第16回ファン†ワセナール国際古楽アンサンブルコンクール(オランダ)第1位受賞。2012年、第8回浜松国際ピアノコンクール関連事業にて、レクチャー及び室内楽公演を行ったほか、国立音楽大学音楽研究所プロジェクト「楽譜を読むチカラ」学外講師を務めた。2017年、NHK-BSプレミアム「クラシック倶楽部」にて「デンハーグピアノ五重奏団演奏会†古楽器で聴く19世紀の響き†」が放送されている。

高橋未希(ヴァイオリン)
桐朋学園大学音楽科にて原田幸一郎氏に師事した後、トロントのグレン・グールド音楽院にてローランド・フェニヴェシュ氏のもと、演奏学科の学士資格とディプロマを取得。ベルリン芸術大学古楽科において最高得点でバロック・ヴァイオリンのディプロマを取得し、2007年には同大学で国家演奏員資格を「きわめて優秀な成績で」(mit Auszeichnung)取得した。在学中から演奏活動を開始、ソロ、アンサンブル、オーケストラメンバーとして世界各地で研鑽を積み、ヨーロッパ、南米、インドなどでもソリストとして活躍。現在は英国バーミンガムを拠点に、ファインシュタイン・アンサンブルのソロメンバーとして各種古楽アンサンブルでの演奏活動を行なっている。演奏活動の他、現在バーミンガム大学音楽科の非常勤講師として教鞭も執っている。

アダム・レーマー(ヴィオラ)
ハンガリー出身、コダーイ音楽高校、リスト音楽院、トロントのグレン・グールド音楽院、ベルリン芸術大学に学ぶ。これまでにローランド・フェニヴェシュ、スティーブン・ダン、ウーリッヒ・クネーツァー、バロック・ヴィオラをイルムガルド・フンゲボルトの各氏に師事。これまでにサイモン・スタンデイジ、マーク・アンタイ、モーリス・シュテーガー、ロジャー・ノーリントン、サイモン・ラトルなどと共演。ゲヴァントハウス管、ベルリン放送響の首席ヴィオラ奏者を経て、現在はバーミンガム市交響楽団の首席ヴィオラ奏者を務める。2011年からサロモン弦楽四重奏団のメンバーであり、またバーミンガム王立音楽院講師として、後進の教育にも力を入れている。

ルーシー・スコッチマー(チェロ)
2005年、ロイヤル・カレッジ・オブ・ミュージックを、最優秀栄誉賞を獲得して卒業。ロイヤル・アカデミー・オブ・ミュージックにてバロック・チェロを学び、極めて優秀な成績で大学院を修了。ソリスト及び室内楽奏者としてウィグモア・ホールや中国国家大劇院、エジンバラ国際音楽祭など各国を代表するコンサートホール、音楽祭に多数招聘されている。また、BBCプロムスにおけるテレビ中継など音楽番組への出演も多い。ヨーロッパの主要な古楽オーケストラ、室内楽奏者のメンバーとしても活躍。近年はニューヨーク・カーネギーホールに出演するほか、レバノン、中国でも演奏するなど更なる活動の場を広げ、また後進の指導にもあたっている。

角谷朋紀(コントラバス)
東京藝術大学器楽科卒業。コントラバスを宮澤敏夫、永島義男、西田直文の各氏に師事。その後オランダのデンハーグ王立音楽院にてバロックコントラバスをマギー・アークハルト氏に師事し大学院を修了。ウィーン式のコントラバスについて調査・研究を重ね、イギリスの音楽雑誌 “The Viol”(2010年No 18号) にその記事が掲載される。C.v. アルフェン、J.E. ガーディナー、S. クイケンらの指揮者のもと、“シンフォニア・ロッテルダム”、“イングリッシュ・バロック・ソロイスツ”、“ラ・プティット・バンド”など数多くのオーケストラ、アンサンブルに参加。2011年、デンハーグ ピアノ五重奏団のメンバーとして第16回オランダ†ファン・ヴァセナール国際アンサンブルコンクール第1位、同時に最優秀演奏者賞を受賞。

〔使用楽器について〕
19世紀ウィーン式ピアノの栄華 〜アントン・シュヴァルトリンク〜
今回使用する“アントン・シュヴァルトリンク(Anton Schwardring )”という楽器は、1835年頃、当時オーストリア帝国の支配下にあったプラハで製作されました。白鍵は真珠層を持つ貝で彩られ、黒鍵には金箔の下地に鼈甲がかぶせられている豪華絢爛たる様相、そしてピアノ作りの作りの中心であるウィーンの伝統を感じられる柔かさと東欧の香りが感じられる美しい音色が特徴の楽器です。またこの楽器は、現代のピアノと異なり“ウィーン式アクション”と呼ばれる特別な打弦機構を備えています。それは“跳ね上げ式アクション”とも呼ばれ、打弦側(演奏者側)を向いて取り付けられている軽いハンマーを梃子の原理で跳ね上げ打弦するというシンプルな構造を持っていました。そのためタッチが軽く、音色は明快で華やか、きわめて繊細な指先の動きにも俊敏に反応し、さまざまなニュアンスを引き出すことが可能でした。
さらに、現代のピアノにはないユニークなペダルシステムを備えていることにも注目です。19世紀初頭におけるウィーンのピアノにはさまざまな音色効果を生み出すペダルがついていました。4本†6本のペダルを有し、鐘や太鼓の音が出る楽器なども珍しくはありませんでした。特に“アントン・シュヴァルトリンク”が持つ弦とハンマーの間に布が入り、幻想的な表現効果を生み出す「モデラート・ペダル」は演奏にいっそうの彩りを添えてくれます。

ピアノ五重奏「ます」に描かれる 〜ウィーンのコントラバンス〜
18世紀のウィーンでは現在一般に知られているものとは異なった、特徴的なコントラバスが用いられていました。それは全長が2メートルを超える大型の5弦の楽器で、全体としての形が巨大なヴィオラ・ダ・ガンバを思い起こさせるものでした。その特殊な調弦方法により深く力強い音色の低音域、いぶし銀のような音色の高音域を聴くことができ、フォルテピアノとの相性も抜群です。
特にハイドン、モーツァルトが活躍していた頃のウィーンで非常に好んで用いられており、様々な楽器編成でこの楽器の独奏部を含んだ室内楽曲、協奏曲など、現存しているものだけでも数百曲が数多くの作曲家によって作曲されています。
19世紀に入ると、次第に現在の4弦(フレットなし)の楽器に改造され、職業音楽家の間では廃れていきますが、依然として音楽愛好家の間では、1820年代になっても好んで使用されており、ピアノ五重奏「ます」もそのような状況の中でこの楽器で弾きやすいように作曲されています。本公演の使用楽器は1760年頃ヨハン・ヨーゼフ・シュタッドルマンによって製作され、現在ベルリンの楽器博物館に所蔵されている楽器を2007年、クリスティアンネ・ミシュケ女史が復元したものです。

出演小川加恵(ピアノ)
高橋未希(ヴァイオリン)
アダム・レーマー(ヴィオラ)
ルーシー・スコッチマー(チェロ)
角谷明紀(コントラバス)
プログラムW.A.モーツァルト/ピアノ協奏曲第1番ニ長調 より 第1楽章
J.ハイドン/「ジプシー・トリオ」Hob.XV:25 より 第3楽章
M.ハイドン/ディヴェルティメント変ホ長調 MH.9 より 第3楽章
L.v.ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ「月光」より 第1楽章(ピアノ五重奏版)
F.ショパン/「ノクターン」作品9-2(ピアノ五重奏版)
F.シューベルト/ピアノ五重奏曲 作品114 D667「ます」

※プログラムは変更になる場合があります。あらかじめご了承ください
申込み方法プレイガイド
アリオスチケットセンター(火曜定休)0246-22-5800
※電話番号のおかけ間違いにご注意ください。
WEBサイトからのご予約チケットガイドをご覧ください。
※初日は電話・WEB受付のみとなりますのでお気をつけください。
※1階チケットカウンターでの販売は翌営業日からとなります。
主催・お問合せデンハーグピアノ五重奏団(小川)
090-9128-3451
備考主催:デンハーグ ピアノ五重奏団
制作協力:いわき芸術文化交流館アリオス

本ページを見た方は、以下のページもご覧になっています

      共通フッター

      PAGE TOP

      本サイトの著作権(copyright)