茂木大輔のオーケストラ面白名曲ガイド

ベートーヴェン:「田園」&《運命》 徹底解説!

  • 茂木大輔画像
日時
  • 2012年11月11日(日) 15:00(開場:14:15)
会場大ホール 大ホール客席図
料金全席指定/一般3,500円 学生1,500円
おともだチケット(4枚一組)10,500円
※おともだチケットは前売のみ

大好評をいただいておりました「オーケストラ面白楽器学」を、“オーケストラン・第2章”として装いも新たに、古今東西のオーケストラ名曲の聴きどころや、その仕組みを洗いざらいお見せします。今回は“楽聖”ベートーヴェンの代表曲、ヨーロッパ版”故郷”「田園」と“栄光への道”《運命》の2曲を一挙ご紹介!

プロフィール


茂木大輔
オーボエ奏者としてミュンヘン国立音楽大学大学院修了。シュトゥットガルト・フィル第1奏者、N響主席オーボエ奏者を歴任。ベルリン放送響、ミュンヘン・フィル、バイエルン放送響などに客演し、バーンスタイン、デュトワ、ヨーヨー・マなど世界的演奏家の薫陶を受ける。帰国後は多くのリサイタルのほか多数のCDをリリース、常に独自の活動が注目を集める。1996年から指揮活動に入り、バッハ「マタイ受難曲」、「ロ短調ミサ曲」、ハイドンの交響曲多数、「第9・初演再現」などを解説・上演。ステージ後方に作品の解説や関連絵画などを投影しながら演奏するスタイルを開発、以後「生で聴くのだめカンタービレの音楽会」の企画・指揮などを通じて、全国の名門楽団にも多数客演している。執筆でも知られ、すでに著書が10冊を超える。『オーケストラ楽器別人間学(新潮文庫)』は異例の長期セールスを記録。最新刊は『拍手のルール』(中公文庫)。また、NHK−FMにてクラシック音楽を面白く解説するDJクラシック「茂木大輔のオーケストラをやってきた」(毎月第4金曜日夜9時〜)をレギュラー放送中。

山形交響楽団
1972年、山形県出身の指揮者である村川千秋によって東北地方では初めてのプロ・オーケストラとして誕生。74年山形交響楽協会が公益社団法人として認可され、本格的に演奏活動を展開した。その後山形県芸術文化会議賞、斎藤茂吉文化賞、河北文化賞を受賞。2001年にはサントリー地域文化賞を、さらに07年には地域文化功労者文部科学大臣表彰を受け、名実共に日本の音楽文化を代表するオーケストラとしての地位を確立した。すみだトリフォニーホール「地方都市オーケストラ・フェスティバル」への参加、東京オペラシティで毎年開催している「さくらんぼコンサート」のほか、サントリーホール、浜離宮朝日ホールなどで東京公演を成功させている。91年アメリカ・コロラド州で開催された「コロラド・ミュージック・フェスティバル」に参加、初の海外公演を行った。06年、オーケストラとしては日本初となる自主CDレーベル「YSO live」を立ち上げ、各方面から高い評価を得ている。現在、音楽監督に飯森範親、創立名誉指揮者に村川千秋、名誉指揮者に黒岩英臣、指揮者に工藤俊幸・大井剛史、コンポーザー・イン・レジデンスに西村朗を擁し、定期演奏会・特別演奏会・依頼演奏会・スクールコンサートやテレビ・ラジオ出演などの演奏活動の他、米アカデミー賞を受賞した映画「おくりびと」出演など異色の活動も展開している。2012年、創立40周年を迎えた。

今回の公演によせて

 まず、昨年の震災によって被災された方々に、心からお見舞いを申し上げます。
 今まで、オーケストラの楽器を取り上げて徹底的にご紹介してきたこのシリーズですが、今回より装いも新たに『オーケストラ面白名曲ガイド』として、古今東西のオーケストラ名曲を様ざまな角度から徹底的にご紹介いたします。その第1回目となる今回は、特別企画として『音楽による心の日常回復』をテーマに、私たちの背中を押してくれるような素晴らしい作品を二つ、お贈りします。
 ベートーヴェンの交響曲第5番《運命》第6番「田園」は、音楽史の中でも最も有名な音楽であることは間違いないでしょう。『だだだだーん!』と始まる《運命》の冒頭や、マーボー豆腐のコマーシャル(!)にも使われたのどかな「田園」は、どなたでも一度は耳にしていると思います。実はこの二つは同時進行で作曲され、1808年に同じ演奏会で初演された兄弟作品です。今回この2曲を選んだのは、ベートーヴェンがそこに込めた深い内容をぜひ皆様にお伝えしたいと考えたからです。
 最初に「田園」ですが、実はこの日本語題名は誤解を招く怖れがあるのです。田んぼや野原や小川のある田舎の風景を描写した(だけの)音楽だと思われてしまいがちなのですね。この作品、原語では『パストラーレ』と呼ばれ、この言葉には『楽園』や『理想郷』という意味、古代ギリシア時代からの田園劇や詩の長い伝統が含まれているのです。詳しくは公演当日にお話し、スライドを投影しながら演奏いたしますが、ベートーヴェンはここで、神が創造したままの素朴な自然〜そこに生まれる人間の営み〜それに襲いかかる自然の脅威(ここでは嵐)〜それが過ぎ去ったとき、人々の心に生まれる神・創造主への感謝、という崇高な観念を描こうとしています。震災を体験された皆様にとって、ベートーヴェンが描き出す最終楽章の楽園は、きっと新しい理想郷を心に作り出してくれるものと思います。
 うって変わって第5番《運命》は、人間一人ひとりの心の内面を描き出そうとしています。絶望や衝撃、敗北や闘争から開始され、安らぎや不安、深刻な思索などの様ざまなプロセスを経て長く暗いトンネルから抜け出た時に、本当に輝かしい歓喜・勝利に至るという構成です。心に悩み、苦しみを抱えるすべての人々が、自分という人間の生き様と作品から少しでも勇気を得て欲しいと、ベートーヴェンは『ハイリゲンシュタットの遺書』に綴っていますが、《運命》交響曲は『努力していれば、思い続ければ、いつか必ず喜びに至る事ができる』と全ての人に確信させてくれる音楽であるといえるでしょう。
 初めてご一緒する東北の名門、山形交響楽団の皆様との共演に大きな期待を寄せながら、この演奏会が皆様の心に感動と勇気を少しでもお伝えし、また、ベートーヴェンのこれらの作品の表現している理想郷や人生観が、皆様の人生の先々で心の支えになってくれるならば、企画者・指揮者としてこの上ない喜びです。ぜひとも足をお運びくださいますようお願いいたします。

                                   茂木大輔

出演茂木大輔(企画・解説・指揮)
山形交響楽団(管弦楽)
プログラムL.v.ベートーヴェン
交響曲第6番 ヘ長調「田園」作品68
交響曲第5番 ハ短調《運命》作品67
申込み方法
プレイガイド 
アリオスチケットセンター:0246-22-5800(火曜定休)
※電話のおかけ間違いにご注意ください。
いわきアリオスWEBサイトからのご予約チケットガイドをご覧ください。
※発売初日のチケット予約は、電話・WEBのみの受付となりますのでお気をつけください。
※1階チケットカウンターでの受付は翌営業日からとなります。

託児マーク託児サービスのご案内
本事業は託児サービスがあります(無料・先着順)。チケットをご予約の上、10/21(日)までにアリオスチケットセンター(0246-22-5800)にお申し込みください。
お問合せアリオスチケットセンター
0246-22-5800
備考関連企画〜♪
「面白名曲ガイド」をさらに面白くする、茂木さんによるトークイベントを開催!


〔日時〕10/1(月) 18:30開演(18:00開場)
〔会場〕小劇場(いわきアリオス本館4階)
〔定員〕200名(要予約 先着順)
〔料金〕500円(本公演のチケットをご購入の方は無料)
〔予約開始〕7/28(土)10:00〜
〔お申込み方法〕アリオスチケットセンター
 ※お電話のみでの受付となります。

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